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やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです 第四話 「政界へ」





帰国したセレツェは、牧畜を営みながらングワトの長老として活動していた。
民会の副議長や、1959年にツェケディが死去した後は
ツワナ8部族からなる部族評議会の事務局長を務めていた。
とはいえ、このころにはまだ積極的な独立構想を有するわけではなく、
地方政治家の一角を占めていたにすぎない。




       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


この状況は、一人の男との出会いによって動き出す…





222 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:02:12 ID:iO/v/Aww0


1961年。


      /                ヽ    \  \
      ,'     /  /            l    \  ヽ
      !     /  /     /  ,'    |  l   ハ  ヘ、ヽ、_,
.     | !   l   l     /  /   ,イ !   i   ! l ヽ ',` ̄
.     l |   l   l  ,/  〃 ,/   /│ l  j   l│  ! l
    ノ | ! │   | /_// //  / ,' ∧ / |  / j   l│
     ノ l ァ|   |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/  / リ
     イ 八{´l  !|<f{矛:下 '     イ孑代フ.j/.  / /
.        Vハ  |  r';;z j        r';;zリ  /}, '//
        ヽ ',  |    ̄     ,   ̄  チ' /
         `ヘ lヽ       _      厶 ./       あなた、お客様
             ', {.代ト、          , イ | /
           \_'i| > 、 _ , イ/ V l./
            / ヽj       {`ヽ   ′
.        _ /  「´        ヽ} \
    _, -‐ ´     l‐--‐、 _ -‐ |   ` ー- 、
. r<\\        ヽ '´ ̄ ___ `ヽl|     / /ヽ
 y⌒ヽ \\      V  ̄ _ `ヽl|     / / ∧
./    ヽ. \\     ∨ ̄  `ヽ |     / / /  l
{      ヽ \\    ヽ     /    / / /  │




      ____
     / _ノ 、\
   /   .(ー) (ー)\
    |     (__人_)  |⌒ヽ/⌒\     なんだよ、たまの休日に
  (''ヽ    `ー'  / 〉 〉 ,、  )    …しょうがないな
  / /         (__ノ └‐ー<
  〈_/\_________ノ





223 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:02:45 ID:iO/v/Aww0




     |┃
 ガラッ. |┃
     |┃  ノ//   ./ ̄ ̄ ̄ \
     |┃三    /  \   / \
     |┃     /  (●)  (●)  \     はじめまして、やる夫だお
     |┃     |    (__人__)     |
     |┃三   \    ` ⌒´    /
     |┃三   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \





            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)
          |     (__人__)
             |     ` ⌒´ノ           はじめまして、やる夫さん。
              |         }           私は南部のカニエから参りました、
              ヽ        }           クェット・マシーレと申します。
            ヽ、.,__ __ノ
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、          ングワケツェ族出身で、
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_        以前はカニエ中等学校の校長をしていたんですが、
 丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、     今は新聞社の社主ですな。
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::


224 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:04:03 ID:iO/v/Aww0




     ____
   /      \
  /  ─   ─\
/    (●)  (●) \      中等学校の校長先生ですか。それはすごい※
|       (__人__)    |      そんな偉い人が、やる夫に何の用かお?
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |        ※中等学校=中学+高校。この当時ベチュアナランドには大学がないので、
.\ “  /__|  |         中等学校の校長は最高学府の長となります
  \ /___ /





   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)       …正直にお聞きしますが、
. |     (__人__)       やる夫さんはベチュアナランドがこれからどうなっていくべきとお考えですか?
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   .>    <
   |     |
    |     |


225 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:04:56 ID:iO/v/Aww0






           ____
         /       \      …いずれ独立は必要だお。
        /   ─     ―     ただ、むやみやたらな独立運動や排外運動は、
      /     ( ●)  (●)'    ただでさえボロボロのベチュアナランド経済に耐えられるもんじゃないお。
      |         (__人__)  |   外国からの支援なしでは一日も立ち行かないんだから、
      \        ` ⌒´ /   国内で急進的な言動は避けて協調するしかないお。
      /       ー‐  '






226 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:05:37 ID:iO/v/Aww0





             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、    (そう、少しでも急進的な言動をすればすぐに大国に睨まれてしまう)
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|      (あの騒動の時にそれは思い知ったお)
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !      (そして、それを跳ね返す力は今のベチュアナランドではどこを振っても出てこない)
           l\l|    |    //ィ N       (だったら、大国の機嫌をそこねないように、すこしずつ力をつけていくほかはない)
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l




227 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:06:11 ID:iO/v/Aww0



               i|                   〈:
               l|                   |:
                〉                    |
            |                   |:
                ヽ____________/:
                 :| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|:
              |                      |
                 :| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;|i      (そう、あんなふざけた真似を、二度とさせないように)
              |                      |
             /::;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;;:::;:;ゝ
              ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄
                 :/:                  |:
            //:                |:
              //:                    |:
           :/:                  |i
             i,':                     ||
             l|:                  |:
             :|:        ,::..             |:
             :|:      /::.:.:.             |i
             i|:     / ̄`ヽ::.            ||
             :|:      |   .::ノ:::.         |:
             :|:      | :/ \    /:  /: //:
             :ヽ___人._____/:. /_/´
                      ̄ ̄ ̄ ̄


228 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:07:16 ID:iO/v/Aww0



   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   ( ●)(●)
. |    (__人__)           なるほど、大変よくわかりました。
  |     ` ⌒´ノ          ありがとうございます。
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
   .>    <
   |     |
    |     |





         ____
       /      \
      / ─    ─ \
    /   (●)  (●)  \     ところで、なんでいきなりそんなことを聞くんだお?
    |      (__人__)     |
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |



229 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:07:39 ID:iO/v/Aww0





    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( 一)(●)
  |     (__人__)
   |     `⌒´ノ         単刀直入に言います。
   |   ,.<))/´二⊃       あなた、ベチュアナランドの首相になりませんか?
   ヽ / /  '‐、ニ⊃
   ヽ、l    ´ヽ〉
''"::l:::::::/    __人〉
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|




230 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:08:26 ID:iO/v/Aww0



            ____
          /      \
        /_ノ   ヽ、_ \
       / (●)  (●)   \      いやいや、ベチュアナランドに首相なんて役職ないから。
       |     (__人__)   u   |     そもそも議会もないから。
r、     r、\    ` ⌒´     ,/
ヽヾ 三 |:l1 >   ー‐     ヘ
 \>ヽ/ |` }             ヽ
   ヘ lノ `'ソ イ            |  |
    /´  / ./ |         |  |
    \. ィ_ノ .|         |  |
         |         |  |





     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \
   |    ( ●)(●        どうせ数年もしないうちに開設されますよ。
   |      (__人__)       そうしたら独立だ。
.   |        ノ
    |      ∩ ノ ⊃       今のイギリスに、植民地を維持し続ける実力も意思もありゃしませんからな。
  /     ./ _ノ
  (.  \ / ./_ノ │
  \  “ /___|  |
.    \/ ___ /



231 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:09:05 ID:iO/v/Aww0



       ___      . --ォ───- 、
       ./     \  .ィi〔:.:.:l/:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:\
     │      V:.:__/:.:.:i┼ト:.:.:.、:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.ヽ _____ _
     │      \ヽ{/|:.:.:.:N ヽ:.:.:{\:.:斗:.:.l:.:「             、
     │        i 芥:.:.:.| y==ミ   t=ミ:.:.:Ⅵ                \
     │        | { |:.:.:.:|     ---ヘ V:.:|        /        ′
     ∧       ∨、|:.:.:.:|    /     } }:.:.|ー───ァ′        /
      .∧        }:.:.|:.:.:.:|.   {______.ノ.从:|      /         /
       ∧        ヽ:!:.:.: l       -  /:.i:.:|     .イ
        .∧       \:.ハ      .イ:.:.ハ| ィi〔         /
                    \}\  「:.:.:.l:/{\         /
           、      }: i:i : \_>─ミ: : :.\      ./
           ∧      ∧ i:i : : : V二二 I: : : ハ   ./
           /: : 、    .∧:i: : : : :∨   ヽ: : :i:i|  /
           \: : 丶    ∧iト: : : :.∨   |: : :i:iレ′
             ̄` }    ∧i:ト: : : :∨ffハ!: :.:j:ハ
                  ∧      ヾi:iト : :ヽ  |: :///
                   、     \:i:i≧ヘ. |://イ
                   \.       \ }さ才イ i|
                   |        >==厶 l|
                   |     _辷介少__.|
                    乂 ィi〔: : : : : |:.:|: |:.:| {


イギリスは戦後経済力を回復しつつあったものの、
広大な植民地群を経営するには圧倒的に国力が不足していることは
もはやだれの目にも明らかだった。

そして、セレツェが帰国したのと同時に起きたスエズ動乱において
イギリスの軍事的威信は回復不可能なまでに打撃を受け、
これ以後イギリスは各植民地の統治をほぼあきらめる。

アジアの全植民地は独立し、
アフリカでも北方から順に独立が続く状態であった。




232 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:09:55 ID:iO/v/Aww0



         ____
       /      \
     /   _ノ  ヽへ\
    /   ( ―) (―) ヽ       しかし、やる夫は結婚の件でイギリスからも南アフリカからも不興を買っているお。
   .l  .u   ⌒(__人__)⌒ |       やる夫がトップになってもトラブルが起きるだけじゃないかお?
    \     ` ⌒r'.二ヽ<
    /        i^Y゙ r─ ゝ、
  /   ,     ヽ._H゙ f゙ニ、|
  {   {         \`7ー┘!





            / ̄ ̄\
          /_ノ  `⌒ \
    _     .| (● ) (⌒ ) .|
    | !    | (__人___)   |      そこいらへんは大丈夫ですよ。
    | !    |  ` ⌒ ´    .|      やる夫さんが王位を放棄した時点で、両国とは和解が成立したと解釈していい。
    | !   ,.-,|          |      向こうの言い分をすべて飲んだわけですからね。
  ._,ノ ┴、/ ,/ .|        /
  .r `二ヽ ) i ヽ        /      だから、公職に就いても何も言ってきてないでしょう?
  .|  ー、〉 /   〉      <
  .|  r_,j j / ̄   '' ̄  ⌒ヽ
  .|   ) ノ/ {       ィ,  }
  ノ   ,/   |         |{  |


233 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:11:19 ID:iO/v/Aww0



         ____
       /      \
      / ─    ─ \
    /   (●)  (●)  \       でも、それだけ独立容認の動きが目に見えてるなら、
    |      (__人__)     |      やる夫じゃなくても立派な候補がもう出てるんじゃないかお?
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |





   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. | u.   (__人__)        いるにはいるんですけどね。
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }        アフリカ統一主義者でアフリカ各国の連帯を訴え、
.  ヽ        }        白人追放とアフリカ人のみの政府を訴える社会主義者で
   ヽ     ノ         アパルトヘイト急進反対派…
    i⌒\ ,__(‐- 、
    l \ 巛ー─;\
    | `ヽ-‐ーく_)
.    |      l


234 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:11:53 ID:iO/v/Aww0





        ノ´⌒ヽ,,
    γ⌒´      ヽ,
   // ""⌒⌒\  )
    i /   ⌒  ⌒ ヽ )       トラストミー!!
    !゙   (・ )` ´( ・) i/
    |     (__人_)  |
   \    `ー'  /
    /       .\


ベチュアナランド人民党の
モツァイ・ムポ氏です!

(この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません)





235 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:12:36 ID:iO/v/Aww0






               ____
             /      \
           / ─    ─ \     …やる夫が出ないとどうしようもねーということは理解したお
          /   (●)  (●)  \
            |      (__人__)     |
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \






236 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:13:22 ID:iO/v/Aww0




      (ヽ三/) ))
       ( i)))
   / ̄ ̄\ \
 /   _ノ  \ )
 |    ( >)(<)         わかっていただけましたか!
. |  ///(__人__)         今ベチュアナランドに必要なのは、保守的で穏健な指導者です!
  |     ` ⌒´ノ         この条件を満たすのはあなたを置いてほかにいません!
.  |         }
.  ヽ        }
   ヽ     ノ
⊂ヽ γ    く
i !l ノ ノ    |
⊂cノ´|     |




               ____
             /      \
           / ─    ─ \     …そのスタンスがほかにいないとか、
          /   (●)  (●)  \    どうなってんのこの国…
            |      (__人__)     |
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \




238 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:14:31 ID:iO/v/Aww0





        / ̄ ̄\
      /  ヽ_  .\
      ( ●)( ●)  |     ____
      (__人__)      |    /      \
      l` ⌒´    | / ─    ─  \
     . {          | /  (●)  ( ●)  \        こうして1961年、
       {       / |    (__人__)     |       カーマとマシーレによってベチュアナランド民主党が創設される。
  ,-、   ヽ     ノ、\    ` ⌒´     ,/__      基本理念は保守主義で、無用な対立は避けつつ改革を進めていくことを目指した
 / ノ/ ̄/ ` ー ─ '/><  ` ー─ ' ┌、 ヽ   ヽ,    非常に穏健な党だった。
/  L_         ̄  /           _l__( { r-、 .ト
   _,,二)     /            〔― ‐} Ll  | l) )
   >_,フ      /               }二 コ\   Li‐'
__,,,i‐ノ     l              └―イ   ヽ |
            l                   i   ヽl




239 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:18:49 ID:iO/v/Aww0




       , ──── 、
    ゝ/ _______ヽ
     i  | / /⌒ ヽ/⌒ヽ
     | _| _|   ・|・  |_       ふーん。
  , ─i 、    ヽ __ o__ ノ  ヽ     ま、いいんじゃないの。
  !  `-、          |  !
  \   ヽ、   ──┘ ノ /
    \   \二二へ二ヽ/
     \ |        |
       |        |

  英領ベチュアナランド高等弁務官



マシーレの予想通り、英国側から強い反発は起きなかった。
ベチュアナランドは利益に対して金がかかりすぎ、
到底維持すべき植民地ではなかったのである。





240 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:19:48 ID:iO/v/Aww0




独立運動は淡々と進み、1963年には憲法制定会議が南部のロバツェにて開始された。
会議に招かれたのは、当時ベチュアナランドにあった3党。





       ,..--‐‐‐‐‐‐‐‐---..
     /::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
     |::::::::::/        ヽヽ
    .|::::::::::ヽ ........    ..... |:|
     |::::::::/     )  (.  .||
    i⌒ヽ;;|.  -=・=‐  .‐・=-.|
    |.(    'ー-‐'  ヽ. ー' |
    ヽ.      /(_,、_,)ヽ  |
    ._|.    /  ___   .|
  _/:|ヽ     ノエェェエ>  |
  :::::::::::::ヽヽ     ー--‐  /
  ::::::::::::::::ヽ \  ___/

    ベチュアナランド人民党
     フィリップ・マタンテ




        ノ´⌒ヽ,,
    γ⌒´      ヽ,
   // ""⌒⌒\  )
    i /   ⌒  ⌒ ヽ )
    !゙   (・ )` ´( ・) i/
    |     (__人_)  |
   \    `ー'  /
    /       .\

ベチュアナランド人民党ムポ派(内ゲバで叩き出された)
    モツァイ・ムポ




241 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:20:31 ID:iO/v/Aww0



       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \
 |       (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||

そして、ベチュアナランド民主党のやる夫である。



独立に対して3党に異議はなく、
1点を除いては会議は非常に順調に進んだ。

問題となったのは、選挙権をどこまで認めるか、ということである。




242 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:21:23 ID:iO/v/Aww0





       ________∩_∩
     /   ノ ヽ (  ノ⊂ ̄))) ̄⊃
     /|ヽ  (_ノ  ._ ̄  0'ヽ 0'
    / |ノ  .)    (_)  ヽ  i (
 ∋ノ |  /――、__  ./(∩∩)
      / /| ヽ__ノ   | / ./
    | ( | ( ’’’     | ( /
    |__ヽ.L_ヽ         Lヽ_ヽ
''" ""''"" "'''''" ""''"" ''" ""''"" ''" ""''"" ''" ""''"" "'''


ツワナ人は定住民ではあるが、経済は牛の牧畜に大きく依存していた。
とはいえ砂漠か半砂漠ばかりのベチュアナランドにおいて、
飼育できる牛の数は必ずしも多くない。
必然的に、多くの働き手があぶれることになる。





243 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:21:53 ID:iO/v/Aww0



                            /: :: :ァ-‐-、: :: :: :: :: :\
       , <´: : : :`ヽ              {: :: : { |lv1| } : :: :: :: :: :: :\
      /: : : : .ァ‐ ュ : : \            _〉-‐====‐-: :._: :: :: :: :ヽ
     ./ : : : : { L }、: : : ヽ          (;;;;;;;{l〃< >¨`ヾ ミミ: :: :: :/
     {: : 彡≦_ィ⌒y,,.ィz、: : }          `<ゝtッュ { f.ッ_テ  .ヾうヽ く
     ∨/ミ rッュ} { rッュ。`ノ              i  i j ュ     ミ〉rリミ             カメとかキノコとか、
     `{ ミ ゚  ふ   ミi }                キァ彡_匁ミュ、  .} <ミミ            変な生き物しかいないんだぜあの鉱山
      ゝi ァ彡-气ュ、 rく                ∧ ゝー-    / / ∧
      ラハ   =  .∧f                ', ”¨   / ./>f >  、
       } iヽ、 ___,. イ ∧                  ≧- イ= 7: : /: :: :: :: : ∧≧ 、__    マジかよ
   _, ィ<ヾヽ ̄: : 7 ̄/: :: :>‐- , _       ,  イ´: :∧: :: :: :/: : /: :: :: :: :: :∧:∨ ノ: :
-‐= ∧∨_: :: :∨: :: :/ / : : : : ∧∨: :: : ̄  ‐<∧:∨: :: :: :∧: : /: :/: :: :: :: :: :∧:∨イ: :: :
: :: :∧∨: : `¨≧ヽ /ァ-‐==.´∧∨: : , <: : : : ∧:∨< _: :: : } /: :/: : ,-、: :: :: :∧ ∨ :|: :: ::
: : ∧∨: : : : : : : :¥: : : : : : : : {AV! / : :: :: :: :: :∧ ∨: :: :: :: :ヾ ,r‐/¨´/´`Aュ、 {A:V{ :| : :: ::
: : {AV{: : : : : : >i!<: : : : : : : |/ /|{ : :: :: :i: :i: :{A V{: :: :: :: :≧〈o O C Cヽ〈 .} |/ /| :|: :/:
: : |/ /|: : : : : : 斗i|≧: : : : : : : |/ /|! : :: :: :l l: : |///|: :: :: :: :: : i!∨ > ヽ : :: : }.|/ /|  {/: :: :
: :/〇 廴: : : : : : 八: : : : : : __ ノ○ ||: :: :: :: :|! : |///|: :: :: :: :: : l!: ∨    _ゝ: :.ノ.|/ /| :/ : :: ::
////≧  ̄ ¨  ー-一 ¨≦/////|: :: :: :: :l!: :|///|: :: :: :: :: : |!; : ヽ<: :> ´〈 |/ /| :{>-‐
///////////////////////////| : :: :: :: :ヽ (⌒)ヽ: :: :: :: :八:: : {¨´: :: :: :: : }(⌒) :|


あぶれた労働力の多くは、南アフリカの鉱山で鉱夫として働いていた。
農業収入は国家全体の35%を占めるにすぎず、
歳入の多くは鉱山労働者からの送金に頼っていた。





244 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:22:49 ID:iO/v/Aww0



  | |i  ∧_∧ . i |
=..| |i . ( ´∀`) i | =======l| |       ,r ‐ .、.| |==
 i. | |i (    ) i |  i    i   .i l| |     la a 6 | | i
 i. | | ゙ー―――". |  i  ,ィ‐- ._ .i l| |     {.上 人、| i
 i   ̄ヽ三三フ ̄   .i  {: : : : : : } i l| |  ,イ ̄|ィgヽ/::/`ヽ
 i    i |ミ| ,..::}´(¨)`ヽ ¨{lミニ彡l} .i l| |  〉{::::::l /:|/::::{  ハ
 i    i |ミ|. { O  (::::}  ヾニ'イ. .i l| | { ヽ::::∨::::::::::ゝ   }
 i    i  ァz‐`≦^ミ6´r=/7 ̄:..77‐-、|_|__l 弋:::::l゚::::::::::メ ̄  ア
 i  z―{,´:::/:::::::i::::7ー{:{ l::| i : ,':;' : : :ム   廴〃こミフ彡ヾ> ´
 i   Τ./:::/:::::::::::::::{/ー.l.i l::| !: :|::|ト- 、i }‐=ニ二 えづ::::::::::|Τ
 i   |/::::::::::::::::::::/ ̄..l.L{:。ー┘。ヽー="ー- zャ-‐ァ ̄   ‐-
 i  /::==:::::::/l     l  }:::::::::::::::::入_  -‐=ー-"_
 i .〈、,、___ィ={ー- _ .l  〉=====}    l    T‐-¨  ‐-
   {_ノ::r::(フ:::::} :::::::::::`ヽ /フ::i:::r-ュ:::L __ l.    l    Τ
   |ーー-==-┬‐=ュ /.{┘:i:::L ノ:::i:::::::::::::: ̄`ヽ l    l
   ー--==-一 {:::::::/( `ニ‐、_ ノ>-―i=ヽ:::| . l    l
     | |    i:::::/  ゜ー--==-一"   {:::::::::| .l    l


これらの鉱山は危険な環境のものが多く、
低賃金で、定着を防ぐために妻の同伴も許されず、
さらに白人との労働格差を日々目の当たりにする職場であった。

白人たちの多くは安全で楽な職場で高い賃金を得ていた。
人種差別立法によって、こうした仕事に黒人がつくことは禁じられていたのである。
鉱山とは、アパルトヘイトの現実が最も目につきやすい場所だった

いきおい鉱夫たちは反アパルトヘイト的となり、急進化していった。





245 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:25:58 ID:iO/v/Aww0


                __
             ,.' ´    `゙`ヽ、
            ,r'   ,ィ ノ ,.r'´`ヽ、.\
            ,! ,r'⌒'''゙゙"´  -‐'' 'i i
          ,! {. ,r=z、,  、_,z=、 | l
           l  ,!  ,ィtァゞ, ''rtァ、 ゙i. |
          }r,ソ  , '' '´,j : `` ''  ,ir ,!
            ,!ソ    ,イ゙;;'';;ヽ    'Y}l
            ゞj 'i    ,r==、   ,' ,イノ
           ヽl. ',    ̄ ̄    ,',イ
            | ト、  ` ̄´    ノ ,|
            ,f_j_ \ 、__  ,ィ' ,/_!、
         _, イ   ̄``>=;r''´' ̄   ヽ
      _,ィ' ´  l     ,イ   ヽ     ,!`ヽ、
   -─'' /    |    /i    ,!`、    ,!   `i 、_
      /     ∧ /  〉-‐-〈  ヽ   ,ヘ    l   ̄


もう一つの問題は、国内に居住する白人…特にアフリカーナーに関するものであった。
ベチュアナランドはあまりにも貧しいため白人はそれほど多くなかったが、それでもある程度の人数はいた。
英国系も少数居住しそれなりの勢力を持ってはいたが、
グレート・トレック期にカラハリ砂漠のオアシスに住み着いたアフリカーナーは、
彼らの技術で岩盤の下にある良質の水源を掘り当て、
大牧場を経営していて侮れない勢力を持っていた。
だが彼らの多くは南アフリカ国籍を取得しており、その扱いも焦点となったのである。





246 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:26:37 ID:iO/v/Aww0



       ,..--‐‐‐‐‐‐‐‐---..
     /::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
     |::::::::::/        ヽヽ
    .|::::::::::ヽ ........    ..... |:|
     |::::::::/     )  (.  .||      選挙権は英国籍を持つものに限ろう。
    i⌒ヽ;;|.  -=・=‐  .‐・=-.|       南アフリカ国籍の者は外国人扱いで、参政権は与えない方向で。
    |.(    'ー-‐'  ヽ. ー' |
    ヽ.      /(_,、_,)ヽ  |      問題は、南アフリカへの出稼ぎ労働者の救済案だ。
    ._|.    /  ___   .|      …郵送投票を認めてはどうだろう?
  _/:|ヽ     ノエェェエ>  |      (彼らが投票できれば、反アパルトヘイトのうちが有利になるからな)
  :::::::::::::ヽヽ     ー--‐  /
  ::::::::::::::::ヽ \  ___/





        ノ´⌒ヽ,,
    γ⌒´      ヽ,
   // ""⌒⌒\  )
    i /   ⌒  ⌒ ヽ )       異議なし。
    !゙   (・ )` ´( ・) i/       やっぱり国民同士、友愛が大切だよね
    |     (__人_)  |
   \    `ー'  /
    /       .\


247 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:27:21 ID:iO/v/Aww0



          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\
    / ∪  (__人__)  \              国籍については問題ないけど…
    |      ` ⌒´    |
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /         郵送投票だと、信頼性に問題があるお
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/         申し訳ないが、国外にいる場合は投票を遠慮してもらうしかないと思うお
 |    l  |     ノ  /  )  /         (冗談じゃない。急進派をこれ以上抱え込んだら選挙が危ない)
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /


結局やる夫の提案が通り、郵送投票案は見送られた。
これにより、国外急進派の影響力は大きく削られることとなった。





248 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:28:38 ID:iO/v/Aww0



そして1965年、ついに自治政府樹立のための選挙が実施されることとなった。


人民党と独立党(ムポ派が改称)はアフリカの連帯を訴え、
反白人と急進的で理想的な政策を掲げた。




         ノ´⌒ヽ,,
     γ⌒´      ヽ,
    // ""⌒⌒\  )
     i /   \  / ヽ )
     !゙   (・ )` ´( ・) i/   政権交代さえすればできるんです!
     |     (__人_)  |    白人を追い出し、豊かなベチュアナランドの実現を!
   /\    `ー'  /
  ( ┌(⌒)────(⌒)┐
   ヽ           ヽ  バサッ
    l  ゝ         l
 ( ( \   大風呂敷   \
      )        ノ   )
     (._          ( ヽヽ
      .\(          \




249 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:29:16 ID:iO/v/Aww0




          ___
         /     \
       /   \ , , /\
     /    (●)  (●) \         今のベチュアナランドの現状じゃ、
      |       (__人__)   |         夢みたいなことは言えないお。
     \      ` ⌒ ´  ,/         1950年には貧困度が世界で下から4番目だったような国に、
      ノ          \         異分子を排除する余裕だってない。
    /´      _i⌒i⌒i⌒i┐ ヽ
    |    l  ( l / / / l          国内すべての人種で協力して、
     l    l  ヽ       /          牧畜を中心に、少しでも豊かな国を作っていくお!






これに対しセレツェは、反白人のスローガンを掲げず、
あくまで穏健な改革案に終始した。





250 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:31:24 ID:iO/v/Aww0




       , ──── 、
    ゝ/ _______ヽ
     i  | / /⌒ ヽ/⌒ヽ
     | _| _|   ・|・  |_      この中じゃ民主党が一番マシかなあ
  , ─i 、    ヽ __ o__ ノ  ヽ
  !  `-、          |  !
  \   ヽ、   ──┘ ノ /
    \   \二二へ二ヽ/
     \ |        |
       |        |


この穏健さは、白人社会からも好意的に受け入れられた。
セレツェの妻が白人であることも、民主党への好意につながった。
白人が妻であるなら、急進的な反白人主義には将来にわたって走らないと考えられたからである。






251 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:31:57 ID:iO/v/Aww0




     _____
   /.::::::::::::::::::::::::::.ヽ
    |.:::::::::γ⌒Y⌒ヽ::.|
    |::::::::/ ⌒  ⌒ |       やる夫様が選挙に出馬された!
   |:::::::〉 ( ●) (●)|       ングワトの全力を持って支援しなくちゃ!
   (@ ::::⌒(__人__)⌒)
    |     |r┬-|  |
    \    `ー'´ /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


ングワトはもちろんセレツェ支持だった。
彼らはいまだにセレツェのことを王とみなしていた。






252 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:33:20 ID:iO/v/Aww0






    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )  ングワトの先王が出るのか
| U (  ´・) (・`  ) と ノ  主張も悪くないし、ここは支持しとくか
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'



他7部族の首長も、セレツェを王族とみなすことに違いはなかった。
ングワト優遇との危惧も、ングワケツェ出身の副党首・マシーレの存在によって薄れていた。








253 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:38:24 ID:iO/v/Aww0



         __r--─ァム=≠({`Yヽ「 ア
     __/厂 ㌢ 瓦豸ヽ=- >く`^ く 〉_
.   厂/  仡=艾ンイノ ィヽ./丶ー' `ヽ\_,.ゝ
  ァ/  %弋乏彡イ/ 廴イ= >  `ヽ、 ヽ ヽ
//  .ム/ /Y _廴)ム-イバ下、\  ヽ、 }  }
. /  彳{ />イ´イ___Y //  {|  \\   Y li
/   爻.V { イ〃 / 化瓜 ̄`ヽ   >弋   } lイ
   爻 { / / / イ !.ィT示ミ    伝rミ〉 !l/|
   爻 l从l/ f `Y l.`ト.トィ      トイ/l.l /
    爻 ヽ{〃☆川 l 「¨       `¨l.イl/爻
     爻 |/いYl トl .ハl    ‐=  イィ从  爻
     爻  ヾ小!ヽ{`ト    ´イ/ l∧.ヽ、_ 爻爻
     爻    % ヽ、ヽ、|`¨´ !{ /        爻
      爻  ,.メ¬☆。o  。☆ ヽ、_,       爻
       ィ爻´    o *。☆O☆ー-、         爻
.     /  爻      *o。 * ゚*   ヽ         爻
    {  .爻     *    o。     '.        爻
    |   爻 l   __  ヽ     /  }         爻
    |  爻  |´ ̄   ̄`¨ー─‐ヘ  l         爻
    |  爻  |              〉 |        爻


そしてなにより、結婚騒動によってセレツェの名前はベチュアナランドのすみずみにまで鳴り響いていた。
話題の少ない辺境のこと、黒人の王と白人女性の悲恋は格好の話題だった。
そしてセレツェの行動と騒動の顛末も、また国民のほとんどは知っていた。

こうして民主党は、国土全域にわたる幅広い支持を得ることに成功した。





254 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:38:57 ID:iO/v/Aww0



そして、選挙当日…
【投票中】




    /| ̄ ̄ ̄∧,,∧
   /| ̄ ̄ ̄|..(ω・` )
 /| ̄ ̄ ̄|....|φ ∪ )        ∧,,∧
 | ̄ ̄ ̄|....|/ `u-u´       (    )
 |___|/ ∧,,∧          ( o ∪
 ||    ||  (´・ω・) ∧,,∧      `u-u´
       ( つロと) (´・ω・)
        `u-u´ (∪  つロ_____
              `u-u/ = =  /|
                | ̄ ̄ ̄ ̄|  |
                | 投票箱 |  |




【開票中】

                ┌───────┐
                │ 民 人 独 無 │
                │ 正 正 丁 一 │
        ∧,,∧    │ 正 丁     .│
       ( ´・ω)  ├───∧,,∧ー─┤
       | Uつロ       (    )
          u-u           ( o つ━
                   ロ  `u-u´        A⊥A
                 ∩ヽ,,∧       ,,,,,,∠    ゙ゞ ∧∧
                \ (・ω・`) /|   ヾ,;'   ゝ*‘,,ェ‘)(ω`*)
                | ̄ ̄ ̄ ̄| .|   ;' 、,,,,,,,  ;; ,, ノロ⊂ヽと ノ
                | 投票箱 |/    |_j l_j |_j゙l_j   u-u





255 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:39:35 ID:iO/v/Aww0





結果は民主党の大勝利に終わり、セレツェの政権獲得は決定的となった。





                                 ,.へ
  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()
 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. ‘´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /” \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―?―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . ‘::. :’ |::/   /   ,. ”
        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r’”
     / ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
     | 答 |     大   勝  利         │|
     \_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ

            民主党 28議席(31議席中)




                        : /        ヽ´\:
                      :/´   ノー―´ ̄|    \:
        ,..--‐‐‐‐‐‐‐‐-..    :/   /::::::::::::::::::::::::|      \
     /::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)  : /  / ̄    u:::::::::::::\_     |:
     |::::::::::/        ヽヽ  :|   / u       ::::::::::::|    |:
    .|::::::::::ヽ ........ u  ..... |:|  :ヽ |へ、   /ヽ  :::::::::::|    |:
     |::::::::/     )  (.  .||   :ヽ|=ヽ、ヽ ノ=\_, ::::::::ヽ、/´ヽ:
    i⌒ヽ;;|.  -=・=‐  .‐・=-.|    :|◯ノ 丿 ヽ◯__/  U:::::::::::::)/
    |.(    'ー-‐'  ヽ. ー' |   : / ̄ノ / `―     :::::::::::/
    ヽ.      /(_,、_,)ヽ  |   :(  ̄ (    )ー U ::::::::::::|ノ
    ._|. u  /  ___   .|    :ヽ  ~`!´~'     :::::::::::丿
  _/:|ヽ     ノエェェエ>  |     :|    r―--、 ヽ::::::::::::/|
  :::::::::::::ヽヽ     ー--‐  /ヽ    :\ . `ニニニ´ ノ  / /:::\
  ::::::::::::::::ヽ \  ___/:::::::::ヽ    /:`ヽ ヽ~   /  /::::::::::::ヽ

       人民党 3議席            独立党 0議席






256 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:40:29 ID:iO/v/Aww0




こうして1965年、セレツェは独立準備のための初代自治政府首相に就任。
ベチュアナランドは独立への道を歩み始めた…



            _____
          /          \
         /             \
       /   ─--    --─  \
     /   /____ `ヽ   、,,.-='、'、  \
   /     .l i;;;:::;;;i |′  l i;;;:::;;;i |    \
   |      ゛゙''''''´"ノ   ヽ`'''''"'"     |
   |   __ (     !     )       |
 /\r':| r' ̄二ユー ─'^ー 一'      /::\__
 : : : : | .| | /  ) `)         __,./:: :: :: :: :: :\__
 : : : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_    /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
 : :: :: :\         ヽ- ´   .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ
 : :: :: : l: `ー┬-、      ト、.  /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
  : : ┐|: :: :: :: :\)  7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
 : : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈   /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!
 イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii}  |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|





257 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 21:40:47 ID:iO/v/Aww0
今回ここまで。


259 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 21:42:01 ID:SfGOa5260
乙でしたー
そんな、友愛が負けるだなんて


266 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 22:01:08 ID:4Q85oI5E0

圧倒的多数だなw
やっぱり王はわかりやすい正統性だな


268 :安価スレッドはEXへ!纏めて落とします:2013/05/07(火) 22:13:04 ID:kn3Pqc/o0
政策を見たのか、単に王様だとか有名人だとかで入れたのか
そのへんの研究とかもされてるのかな?


270 :Opqr ◆XLjdU8ssbY:2013/05/07(火) 22:17:58 ID:iO/v/Aww0
>>268
両方みたいですねえ。
政策を見たのもいたし、王として支持したのもいたし、
政策がいい上に血統もよろしいということで支持したのもいたし。




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この時点では半分アイドル議員みたいな感じだったんだろうかね
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思うところがありまとめを畳みます、今までご利用ありがとうございました。
当ブログで纏めさせて頂いていた作者様、ありがとうございました、そしてすいませんでした。

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